R BENDING
R曲げ加工
「曲げ寸法交差±1mm」の社内基準を満たす技術力
※各鋼種・加工条件により異なります。詳しくは設備・加工能力のページをご覧ください。
R曲げ技術紹介
フジテックが長年得意としてきたロール曲げ。
見た目もキレイに、仮止め無しでもよじれのないロール製品はお客様から高い評価を頂いております。また、径の大きいものになると、バランスを崩さないようにクレーンで釣上げながらの作業となります。複数人でのチームワークが重要となる作業もフジテックの得意分野です。
H形鋼の曲げ加工
H鋼曲げにはレール曲げとアーチ曲げがあります。数十本同じ寸法に曲げると言っても、同じ曲げ方ができません。材料1本1本それぞれの幅が微妙に違うため、ねじれ方にバラつきがあり、押す圧力の微調整に苦労しました。また、製品の変形には細心の注意を払いました。1発目の押し始めに強く押してしまうと掴みの部分が変形してしまいます。さらに曲げ進めると外側に凹みがでてしまうのですが、製品の幅(194㎜)をなるべく保つように、凹みを最小限にするように工夫しました。
弊社仕様のベンディングロールでは「端 曲げ」が可能です。
一般的なアングルベンダーでは押しロールが前後のみの移動のため、両端においては各機械の芯間の長さの分
「つかみ
弊社仕様のベンディングロールは押しロールが上下移動だけでなく、左右に移動できるため、
鋼材の端から曲げることが出来ます
※厚板(30t以上)につきましては、端曲げ部分の潰れや板厚分くらいの直が残ります。
ホッパー曲げ・角丸ホッパー曲げ
ホッパー曲げ・角丸ホッパー曲げについては、簡易CADの範囲であれば、展開図を作成できます。さらに使用する型や治具のノウハウを蓄積することにより、Rの滑らかさを実現しています。
平鋼(フラットバー)のフランジ曲げ
フラットバーのフランジ曲げは、全体的にレベルを出す(水平を保つ)ことが難しい加工です。分厚くて幅が広い材料は、変形が少ないですが小さく曲げすぎると修正がきかず、逆に、薄くて幅が狭い材料は、変形しやすく、機械に当たっただけで変形し、真円が出なくなってしまいます。弊社では、形鋼全体的に金型と材料の隙間がないように調整して曲げることで変形を最小限に抑えています。この写真の製品は材料が薄い為、金型を1mm未満の調整をし、材料が機械に引っかからないように注意して曲げています。
等辺山形鋼(アングル)の曲げ
山形鋼曲げには「外曲げ」と「内曲げ」があります。それぞれ特徴があり、「外曲げ」は矯正ローラーが使えないため、大きくねじれてしまうと直しづらくなります。また、「内曲げ」は外曲げよりもねじれやすいですが、矯正ローラーを使えるので、外曲げよりは直しやすいです。しかし、ねじれ方も一定ではないので、微調整しながら仕上げる必要があります。※写真の製品は「外曲げ」です。
溝形鋼(チャンネル)の曲げ
溝形鋼に限らず、形鋼曲げは形状を保ったまま曲げるために高度な技術が必要です。とくに、型のセットが非常に重要で、型をセットするのに母材とのすき間があると、変形の原因になります。さらに鉄やステンレスの違い、折り曲げ材によっても形鋼内側の角Rが微妙に違うので、同じ溝形鋼でも毎回型を微調整しています。また、この写真の製品は両直なので、角度を出すのが難しいですが、R止まりぴったり曲げられるようになりました。
特殊・高難易度な曲げ加工
設計事務所様・建材メーカー様・工務店様へ
建築設計の際、形鋼・鋼板の「R曲げ」でお困りのことがございましたら
お気軽にご相談ください。
建築・設計関係のお客様から、ササラ曲げやC形鋼の立曲げを知ったことで、
「より意匠性の高い建造物を設計することができるのではないか」
「建築コストの低減につながるかもしれない」
といったお声を聞くことがあります。
設計に携わる皆様に、「R曲げ」のことをもっと知っていただくことで、
弊社も今まで以上に「街づくり」に貢献できる「ものづくり」を行っていきたいと考えております。
その他の加工もお任せください!
付帯するその他の加工も協力企業ネットワークを駆使して対応いたします。対応実績あり:高周波曲げ、熱間曲げ、折り曲げ加工、鏡板・薄板絞り加工、ヘラ絞り、スクリュー加工、形鋼プレーナー加工 他
R曲げ加工日本一を目指す、フジテック。どんな加工もお任せください
「曲線美」と聞いて、何を思い起こしますか?私が真っ先に思い浮かぶのは「富士山」です。頂上からすーっと裾野に伸びる曲線は美しさの究極です。私たちは、自然の曲線美に感動や安心感を得ます。弊社でも多くの建築物を加工してきましたが、その中でも幼稚園や保育園の物件が多いのは、子供たちに安心感を与えるものではないかと思います。曲線が多い建物やデザインが世の中にもっとあれば、もっと穏やかな平和が訪れるのかもしれません。
弊社は、曲げ加工専門業となってから、製品精度に重きを置いてきました。しかし、これからの時代、製品精度が高いことは当然のことです。これから求められることは、数字では表せられない一歩先の「美」です。弊社の強みは、お見積りからお客様に商品をお届けするまでの部署間の連携です。製造業の枠を超え、製品精度では計れない一つひとつの言葉、行動に「美意識」という価値観に重きを置き、滑らかな曲線のようにお客様に応対して参ります。
取締役 副社長 藤田 義昭