いつもお世話になっております。フジテックの小原です。
今回、ご紹介する曲げ加工の製品は、ロール曲げになります。
こちらのロール曲げがどうやって出来ているのかを実際に近くで見学させていただきましたので、過程を説明していきます。
まずはじめに、両端の板先を丸めていきます。このことをハナマゲと言います。
後ろも同じ様にハナマゲを行います。この時に使用している物がガバリと言います。
1900φの形のガバリで測りながら、徐々に曲げていきます。板を戻したり引いたりして角度を調整していました。
次に180°にぐるんと一気に曲げていきます。ここは、迫力があってすぐに巻き上げていました。
ベテランさんって凄い・・・✨ 180°を超えないと板が曲がりきらず、板が倒れてしまうんだそうです。
一気に巻き終わったら、溶接を行います。かなり大きいロール曲げでしたので、8カ所仮止め溶接を行っていました。直接、光を見てはいけないと教えて頂いたので、仮止め溶接を実際している所を見る際は、充分に注意してください。
溶接が完了した後は、一度スケールで確認していました。フジテックの曲げは丁寧に心を込めています✨ 製品が大きいので、ここからは2名で力を合わせて作業をしていきます。
最後に、クレーンで製品を取り出していきます!
これで完成です!!
寸法:304,14 1900φ×1602H 内研・内開先 仮止め迄
内側がピカピカしていましたが、研磨といって削るとピカピカになるんだそうです。
今回の製品がどんなものに使用されるのでしょうか☆